平日20時まで診療/土日祝日も診療
矯正歯科治療は治療期間が年単位でかかるため、受験や仕事の事情などを考慮し、慎重に治療を始めるタイミングを考えなければならないことがあります。治療の流れを把握することで、よりベストなタイミングで矯正歯科治療を始められるように計画をたててください。
気になっているところやご希望をお聞きし、現状のお口の中を確認したうえで、
大まかな治療の流れ、予想される期間や料金などの説明を行います。
未成年の方は保護者と一緒に相談をお受けください。
診断と治療計画を立てるために必要な検査を行います。
レントゲン撮影、顔や口の中の写真撮影、歯型の採得などを行います。また、ご親族のかみ合わせなど、治療に必要な問診を行います。
検査結果をもとに診断および治療計画の立案を行います。
その計画をもとに、不正咬合の状態、用いる矯正装置、治療期間、治療費用、抜歯の必要性の有無などを詳しく説明いたします。
説明を聞いて同意を得られれば、治療開始となります。
矯正歯科治療は虫歯の治療と違って、期間がかなり長くかかり、月に1~2度の頻度で来院していただかねばなりません。先生の指示に従って根気よく通っていただかないと治りません。ですから、治療を始めたら途中で中断する事のないように十分通院できる見通しがついてから始めましょう。
→抜歯が必要な場合・抜歯を勧める理由についてはこちら
虫歯や歯周病の治療、抜歯などが必要な方は矯正前に治療を行います。
また、治療中や治療後に虫歯や歯槽膿漏にならないための正しいブラッシング指導や、口腔内清掃を受けたりします。
1週間おきに2~3回の来院していただき、矯正装置を装着していきます。
また、毎日のブラッシングや取り外しできる矯正装置の管理方法を習得していただきます。
歯を動かす治療を行っている間はだいたい月に一度来院していただきます。
来院時にワイヤーの交換や装置の調整などを行います。
歯がきれいに並び、良いかみ合わせになったら矯正装置を外します。
装置が取れた後の歯は、もとの位地に戻ろうとする力が働き、何もしなければ少しずつ動いてしまいます。
動かした歯を支える骨や歯周組織が安定するまで、リテーナーという保定装置を装着します。
リテーナー装着時も、2~3ヶ月に1度のタイミングで通院していただき、リテーナー装置の微調整や、歯並びの状態をチェックします。
期間は約1.5~2年です。
先生に歯を抜かないといけないといわれた…矯正歯科医としても、もちろん抜きたくはありません!!
…それでも、矯正歯科医が抜歯を勧める理由があります。
【理由その1】
乱杭歯や八重歯の原因は歯と歯が植わっているあごの骨との大きさの不調和です。
調和を図るために抜歯は最も有効な手段の一つです。
【理由その2】
かみ合わせる力はKg単位と非常に強く、適切な角度で力を受けなければ歯への負担が大きくなります。また、前方へ歯が傾斜していると口が閉じにくくなる口唇閉鎖不全という 機能障害が生じるだけでなく、見た目も悪くなります。歯の傾きを適正な状態に導くためにも抜歯が有効な手段として選択されることがあります。